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【FEATURES】IncubusがNewアルバム「8」について語る:「今回の作品はバンドの全員が好むアルバムの作り方とは違ったんだ。僕はそれが僕たちの未来に影響を与えると確信してるよ。」

Published On 2017年4月21日 | By admin | Features, TOP PICKUP

[Photos by Brantley Gutierrez, collage by Alberto Erazo]

4/21に6年振り、8枚目となるNewアルバム「8」をIsland Records/ユニバーサルミュージックジャパンからリリースするIncubus。Skrillexが共同プロデューサー、ミキサーとしても参加したNewアルバムを、ギタリストMike Einzigerが語ってくれました。

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──Newアルバムのリリース、ツアーのスタートを間近に控えて今どのように感じていますか?

MIKE EINZIGER:すごくワクワクしているよ。楽曲制作はすごくエキサイティングだったし、僕たちのオーディエンスと分かち合うのが楽しみだね。もうウズウズしているよ。制作は数ヶ月かけてやったんだけど、とにかくそれをみんなに聴いてもらいたいと思ってる。僕たちは一生懸命仕事したし、作品をすごく誇りに思っているんだ。みんなに聴いてもらうのがすごく楽しみだよ。

 
──2011年以来、6年ぶりのNewアルバムとなるわけですが、前作から変わったところはありますか?

MIKE EINZIGER:前作をリリースしてから、僕はクリエイティヴ的に様々なことをしたんだ。自分の音楽的センスの創造性を刺激するために、様々なアーティストとたくさんの仕事をしたよ。
 

 
──その色々な経験を「8」の制作に反映させたのでしょうか?

MIKE EINZIGER:そうだね。“Wake Me Up” ていう曲を AviciiとAloe Blaccと僕とで共作したんだけど、それはまったく予想もしなかったことなんだ。彼らが楽曲制作に僕を受け入れてくれたことにすごく感謝してるよ。これがもしキャリアの初期だったら、僕はやらなかったと思う。たぶんそういうことに対してもうちょっと心を閉ざしていたと思うんだ。僕は音楽的に尊敬している人に会うのが本当に好きなんだけど、当時の僕はそれを分かってなかったからね。僕たちは本当に素晴らしい楽曲を一緒に書いたんだけど、それは全く計画的なものではなくて、完全に自発的なものだったんだ。僕にとって、それは本当にエキサイティングな音楽だった。あとTyler, The Creatorともちょっと一緒に仕事をしたよ。彼の最新アルバム「Cherry Bomb」のプロダクションに数曲関わったんだんだけど、彼はすごく変わった男で、彼の音楽的な才能はとても面白いんだ。考え方が全く違っていて、Incubusとは作り方も全く違うんだよ。

 
──「8」に対する初期の反応はIncubusが原点回帰したように感じるというものでした。そしてあなたはSkrillexとDave Sardyと一緒に仕事をしたわけですが(Daveは自身のバンドBarkmarketでノイズロックをやっていた)、彼らが持ってきた2つのプロダクション・スタイルをどのように処理したのでしょうか?

MIKE EINZIGER:彼らはそれぞれ違う時期にアルバム制作に参加したんだ。僕もBarkmarketを聴いて、Daveの仕事を知ったんだけど、「L. Ron」は僕が若かった頃のお気に入りのアルバムで、僕はずっと彼の仕事のファンだったんだ。彼は初期段階の楽曲制作とレコーディングを見てくれた。そして後半からSkrillexが入ってきて、それらの曲すべてを掘り返したんだ。すべてのフェーズにおいて、曲に変化があって、新たな展開があった。それはすごく面白かったし、すべてがクリエイティヴなコラボレーションだったよ。楽曲制作をしている時も、レコーディングやミックスをしている時も、たくさんのことをどんどん変えていって、僕たちは色々なことを試した。Incubusのようなフルバンドにはちょっと難しくて、急な変化に対してダイナミックさはあまり助けにならなかったよ。特に、Skrillexとの作業の終わりに、僕たちは色々なアルバム制作、楽曲制作、レコーディングスタイルを試して、たくさんのことを変えた。Incubusで実際にそんなやり方を一度もやったことがなかったから、本当に楽しかったよ。たぶん今まで、他の人が最後のプロセスにまで関与したことはないと思う。今回の作品はバンドの全員が好むアルバムの作り方とは違ったんだ。僕はそれが僕たちの未来に影響を与えると確信してるよ。たぶんそれは僕たちが音楽を作る方法を変えるし、バンドとしてより良くなると思う。これがプロセスを柔軟にさせて、流れを良くしてくれたんだ。
 

 
──“Loneliest” はボーカルBrandonのすごく個人的な歌詞になっていますが、アーティストにとって個人的なことを扱うにはリスクが伴うと思います。この曲の制作プロセスについて少し教えていただけますか?

MIKE EINZIGER:そのリスクが曲を特別なものにするんだと僕は思うよ。誰かが自分の弱みを、強い誠実さを持って正直に共有したら、僕はその音楽に心打たれる。僕は実際に、あんなにもシンプルに自分の弱さを認めるBrandonを誇りに思ったよ。僕の音楽を聴いている人と繋がる能力は、音楽制作のポイントになっているんだ。人が様々な理由で音楽を作っていることは知っているけど、僕にとって音楽は、僕が人生で苦難に直面した時にいつも助けてくれたものだし、これまでにあったすべてのお祝いの時にもそこにあったものなんだ。音楽は色々な意味で常に最高の親友だよ。僕が一番繋がっているのは音楽なんだ。聴いている音楽の中から人生のコンセプトを引き出すことができたら、何かを感じると思う。そしてこれが僕がこのアルバムの好きなところでもあるんだ。この作品は、弱さがあって、誠実に書かれているからね。特別なものっていうのはリアルなものなんだ。それがまさに僕たちが望んでいたものだったから、今僕たちはこの作品を世界に向けてリリースするんだ。

 
──あなたたちが音楽を作る上で、反響があるということは大事な要素なのでしょうか?

MIKE EINZIGER:人々が作品と繋がることが僕の願いなんだ。僕が歩いている時も、ガソリンスタンドにいる時も、スーパーマーケットにいる時も、いつも人々が僕のところに来てくれる。キッズが僕の所まで歩いてきて「あなたが書いたこの曲が、親友を失った僕を助けてくれたんです。」とか「あの曲は高校の時ずっと聴いていた曲で、辛い時にいつも私を助けてくれました。」って言うんだ。僕にとって、それは世界で最もクールなことだよ。もし誰かが、僕が書いた音楽から何かを得たとしたら、それは僕も若い時に他の人の音楽で経験したことだから、それは音楽における究極の体験だと思う。人々を結びつけるのは音楽以外にはできないことだよ。
 

 
──アルバム制作中、あなたはカリフォルニアのビーチの掘立小屋で過ごしたそうですか、それには何か理由があったのでしょうか?

MIKE EINZIGER:早い段階で、僕とBrandonで集まって一緒に曲の基本的な部分を作りたいと思っていたんだ。すごくシンプルで、出てきたままのアイデアを持ってね。僕たちは一緒に集中できる場所が欲しかっただけなんだ。あれは小さくてちょっとボロい家だった。家はベニスにあって、ベニスは面白い場所だった。そこはまるで流行に敏感な人たちの砦のようになっていたんだけど、音楽を書いたり遊ぶには楽しい場所だったよ。自分たちを取り巻く環境から抜け出す必要があったんだと思う。もちろん、そこは僕の家でもBrandonの家でもない。僕は楽曲制作のプロセスにおいて、場所がとても重要だと思うから、僕たちはニュートラルな場所を探したかったんだ。

 
──それはルーティンから抜け出すということですか?

MIKE EINZIGER:その通り。僕たちは新しいクリエイティヴの空間を見つける必要があったんだ。

 
──それは人里離れた修道院の僧侶のような感じですか?

MIKE EINZIGER:うん、僕たちはベニスの中心にあるゲットーの修道院の僧侶だったんだ(笑)

 
──これからJimmy Eat Worldとのツアーがありますが、ライヴセットについてオーディエンスに伝えられることはありますか?

MIKE EINZIGER:そうだな、現時点で僕たちにはすごくたくさんのアルバムと曲があるから、僕たちはみんなが本当に聴きたい曲をプレイしたいと思ってる。あと新曲もね。僕たちはそれがどう感じるかを見なきゃいけない。適切に混ぜて散りばめようと思ってるよ。何かしらの理由で怒っている人が常にいるんだ。僕たちが好きな曲をプレイしなかったとか、好きじゃない曲をプレイしたとかってね。全員を喜ばせるのは難しいけど、一所懸命やってみるよ。


Incubus_cover

 
1. No Fun
2. Nimble Bastard
3. State of the Art
4. Glitterbomb
5. Undefeated
6. Loneliest
7. When I Became a Man
8. Familiar Faces
9. Love in a Time of Surveillance
10. Make No Sound in the Digital Forest
11. Throw Out the Map

              


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