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【FEATURES】FIVE NEW OLD, New EP「WIDE AWAKE EP」インタビュー:「地元神戸のワールド記念ホールだったり、そういうアリーナクラスで出来るようになりたい」

Published On 2017年1月9日 | By admin | Features, TOP PICKUP

昨年末にAltpress.comの記事「12 up-and-coming bands from Japan you need to know(チェックするべき注目の日本人バンド12選)」にも選ばれた神戸出身ポップロックバンドFIVE NEW OLDが前作EP「Ghost In My Place」から半年振りのNew EP「WIDE AWAKE EP」を1/11にリリースする。
これまでにもAll Time LowやWe The Kingsのツアーサポートをするなどパンクシーンで活動をスタートさせた彼等だが、作品をリリースする度に進化を遂げ、前作EPではThe 1975やBruno Marsにも通じる80′s要素を大胆に取り入れたサウンドでバンドの幅を大きく広げてみせた。そしてその広げた幅の中でさらに洗練されたものを目指したという今作、さらにこれまであまり表に出すことはなかったというバンドの目標についてをFIVE NEW OLDメンバー全員に語ってもらった。

 

“ 「Ghost In My Place」がバンドの幅を広げたいという思いで作った作品で、今回の「WIDE AWAKE EP」は、その幅の中でもう少し洗練された、一つ上のことを目指して作っていった作品なので、その広げた幅の中で進化した曲を作ろうという意識でしたね。”

 
──前作「Ghost In My Place」から半年振りのリリースということで、リリースのペースがどんどん上がってきていますが、バンドの中で「どんどん曲を作っていこう」的なモードになっているのでしょうか?

Yoshiaki: そうですね。「LISLE’S NEON」を出すまでが結構時間がかかってしまって、次の「Ghost In My Place」ももっと早く出したかったんですけど、なかなか出すことが出来なくて。それで今回は「Ghost In My Place」のツアーが終わってすぐに作り始めたんです。

 
──曲をどんどん作っていこうというモードになるきっかけが何かあったのですか?

Yoshiaki: 今までずっとバンド自体スローペースでやってきていて、曲を作ろうとなってもすぐに作れなかったんですけど、常に曲を作る習慣を作って、何時でも自分たちの出したいタイミングで出せるようにしないとバンドとして成長できないなという思いがあったので、昨年からそれを意識して制作とライヴを並行してやっています。

 
──曲作りのプロセスに関して変化はありましたか?

Wataru:
大まかな題材を挙げたりっていう部分は今までと変わっていないんです。このEPには「夜」っていうテーマがあるんですが、今回そのテーマに沿って作曲したりだとか、実際の楽曲を作る制作環境というか、まさか作曲で使うとは思いもしてなかった、今まで使ったことのない機材を使ったりだとか、そういう挑戦をしたところが前回とは違う点ですね。
例えばサンプリングの機材を作曲で使ったんですが、サンプリングを使ったことで音質が著しく向上して、デモの時点でレコーディングに近いクオリティに持っていけるようになったのは良かったですね。

 
──前作EPと今作は違ったアプローチではありつつも、サウンドの方向性としては共通しているように感じます。

Hiroshi: 前作との共通点としては、今自分たちがやりたい良いと思えるものをパッケージしようというところで、「Ghost In My Place」があったから自分たちのやりたいと思えるフィールドが広がって、この「WIDE AWAKE EP」ではもっと自由に曲選びができたんです。

Yoshiaki: 「Ghost In My Place」がバンドの幅を広げたいという思いで作った作品で、今回の「WIDE AWAKE EP」は、その幅の中でもう少し洗練された、一つ上のことを目指して作っていった作品なので、その広げた幅の中で進化した曲を作ろうという意識でしたね。

 
──では前作の延長線上に今回のEPがあるんですね。

Yoshiaki:そうですね。ただ3曲目と4曲目は「LISLE’S NEON」を作っている時からあった曲なんですけど、あの時はまだ出すタイミングではないねという話になってお蔵入りしていた曲なんです。それを今回、出す時が来たというか、今が聴いてもらうべきタイミングだと感じて、今回のEPに合うようにアレンジし直して収録したんです。

 
──シンセやギター、ドラムのスネアの音ひとつ取っても80年代くらいのR&BやNew Waveのサウンドを意識して選んでいるのかなという印象があるのですが、音作りというか音選びというか、そこはどんなふうに決めていったのでしょうか?

Hiroshi: 今のEDMやクラブミュージックの流れだったりとかのボトムスがしっかりたものの中で、着飾るサウンドは80′sにものにしようというコンセプトがあって、キックとかベースのサウンドに関してはミニマルサウンドだったりサブベースとかをしっかり入れました。それと今回はサンプリングを多用したので、いかに質の良い音を探してくるのかっていう部分ですね。
あとは温故知新じゃないですけど、フィル・コリンズとかも使っていたゲートリバーブを入れたりとか、シンセはトーキング・ヘッズとか、ギターはスミスとかを意識しました。

 
──色々なところから受けた影響を作品にフィードバックしているんですね。

Hiroshi: そうですね。だからR&Bからだけとかではなく、本当に多方面からサウンドを参考にしていて、現行のオルタナティヴのバンドだったりとかからも学ぶことはありましたね。
 

 
“3曲目の “P.O.M.” は、洋楽指向のバンドだと言われている僕たちFIVE NEW OLDの思考回路でJ-POPっていうものを再構築したっていうところがあるんです。”

 
──では今作をご自身で振り返ってみて、どんなアーティストからの影響があると思いますか?

Hiroshi: Alexander O’Neal、Micheal Jackson、Prince、My Bloody Valentine、Grimesとか、あと日本人だと山下達郎さん、久保田利伸さん、YMOとかですね。

 
──そうなんですね。実はちょっとだけ今回のEPに久保田利伸さんっぽさを感じていました。

全員:(笑)
Hayato: でもそれ結構正解だと思いますよ。

Hiroshi: 特に3曲目の “P.O.M.” は、洋楽指向のバンドだと言われている僕たちFIVE NEW OLDの思考回路でJ-POPっていうものを再構築したっていうところがあるんです。

Hayatoが歌謡曲が好きで、僕はそういう音楽を聴いて育ってこなかったんですけど、彼からそういう部分を吸収して、それを元にメロディーを作っていったら、自分でもすごく歌謡曲的だなと思うメロディーができて。以前はその日本的なところが嫌で排除していたんですけど、今回はそれを洋楽指向だと言われる僕たちの思考回路で形にしてみようと思えたんです。
まぁ日本人がやっている以上どこまで行ってもJ-POPの括りには入るんでしょうけど、FIVE NEW OLDがやるJ-POPということを意識して作った曲で、結果的にもそういうところに落ち着きました。

 
──“Stay(Want You Mine)” や“P.O.M.”はビートが16ビートシャッフルだったり曲の幅が広がってきて、演奏技術面でのハードルも上がってきてると思いますが、各々のパートを作るのも結構大変ではなはなかったですか?

Hayato: その時に必要なスキルを持っておくっていうことが前提にあって、出来なければ出来るようになるしか無いので、新譜を出すことで成長できるんです。元々僕はドラマーとしてシャッフルがすごく苦手で、結構色々なところでつまずいたりもしたんですけど、今までのものを取っ払って、新しいものを取り入れていくっていう面では、新譜はすごく自分を成長させる題材にもなってますね。

 
──例えばどんな練習をするんですか?

Hayato: 基本的には‘黒人ドラマーを観まくる’ですね。例えば「Coffee Music」っていうFacebookページがあるんですけど、すごいドラマーたちが普通にたくさん出てくるんですよ。もう普通に出て来過ぎてそこから離れられなくなるんです(笑) Wataruもそういうドラマーが好きなので、ああだこうだ言いながらよく一緒に観たりしてます。
で、今はそれを楽曲だったり、自分のプレイスタイルに活かしたりしています。だから昔の僕のFIVE NEW OLDでのドラムを知っている人だったら、全然変わったなって思うと思いますね。まぁバンド自体が変わってきているんですけど。

 
──それこそリズム隊で合わせることも結構シビアになってきますよね。

Hayato: そうですね。やっぱりそこはグルーヴィーじゃないとダサいですよね(笑)

 
──ライヴをやるにあたっての練習も相当必要になってきそうですね。

Hiroshi: そうですね。技術面ももちろんもっと高いものが要求されてくるし、“Stay(Want You Mine)” なんかは音が休んだりする所も多いので、タイミングはさらにシビアになってきますしね。
あと今回のEPは「夜」をテーマにしていて、歌詞も内面的なことを描いているんですが、昼間はちょっと恥ずかしくて考えられないことでも夜ひとりの時間にはいつもよりちょっと大胆になって考えられたりすることとか、そういうものをテーマにもしているので、より一層曲の世界観をみんなで噛み砕いた上で、パフォーマンスにしろ、出す音にしろ、みんなで共有してステージで出していかなきゃいけないなと思ってますね。

 
──テーマが「夜」という話が出ましたが、‘Wide Awake’ という言葉が全曲にキーワードとして入っていますよね。この言葉をキーワードに選んだ理由を教えてもらえますか?

Hiroshi: “Wide Awake” が目覚める、気づく、分かるとかっていう意味で、全曲の歌詞の中に一つの共通項として入れたっていうことがひとつと、僕が結構夜眠れない質で寝付きが悪かったので、「眠れない」っていうのを僕の中で裏テーマにしていたんですけど、それでこの‘Wide Awake’って言葉がいいなと思ったんです。寝付けない夜に一緒に過ごそうっていう。

 
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