Milk-Teeth

【REVIEWS】Milk Teeth – Vile Child 〜ポストグランジはまだ止まらない〜

Published On 2016年2月14日 | By admin | REVIEWS

Released: 2016/1/29 – Hopeless

AltPress.jp Rating:
3.5

2013年、イングランドで結成。グランジといえば完全にUSの十八番ともいえるのだが、昨今はUKでもグランジリバイバルとも呼べるバンドが多数出てきており、新たなムーヴメントになるのか注目視されている。Demob HappyやGangといったあの当時をそのまま再現したかのようなバンドもいるが、その中でもこのMilk Teethはオルタナティヴポップや適度なカレッジ感があり、日本デビューも果たしているAdventuresともリンクする部分もあり。結成年に「Smiling Politely」と「Sad Sack」という二枚のEPをリリース。その後Hopelessと契約を果たし、「Sad Sack」は同レーベルからリイシュー発売されている。そして、レーベル契約後初となる新作であり、バンド初となるフル作が今作。残念ながら契約後にギタリスト兼ボーカリストのJoshは脱退したものの、友人であったBilly Huttonを迎えツアーを行っている。

新作はローファイかつノイジーに、そして粗削りに疾走する “Brickwork” から幕を開け、続く “Driveway Birthday” は、Beckyのアンニュイさが爆発した極上のオルタナティヴアンセム。そしてカレッジ感のある “Burger Drop” や、ガレージ要素も取り入れたロッキンな “Brain Food”。脱力感満載の “Swear Jar (Again)” から一気に感情暴発系の “Get A Clue”。そしてグランジ/オルタナティヴでは最早お約束ともいえる、退廃的なアコースティックソング “Kabuki” まで、かなりUSの90’sオルタナへ歩み寄った作風といえるだろう。このバンドが大きなバックアップを受け、どの様に聖地で受け入れられていくかも楽しみだ。
 

 
テキスト:Yuji Kamada

              


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