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【REVIEWS】Panic! At The Disco – Death of a Bachelor 〜シアトリカルさ、ダンサブルさを極める〜

Published On 2016年1月26日 | By admin | REVIEWS

Released: 1/15/2016 – DCD2 / Fueled By Ramen

AltPress.jp Rating:
4

前作「Too Weird to Live, Too Rare to Die!」発表後の翌年2014年、インタビューで音源の構想についてバンド名義なのかソロ名義でのリリースになるかはまだ分からないと答えていたが、その後2015年4月にオリジナルメンバーであったドラマーのSpencer Smithが脱退。遂にBrendon Urie一人となってしまったPanic! At The Discoの5枚目となる最新作。前述のくだりがあるので、だいぶそのサウンドは変化があるのではないかと予想されたりもしていたが、蓋を開けてみればこれまでのサウンドメイクをさらに進化させた至極の作品となっている。プロデューサーにはこれまでFall Out BoyやTaylor Swift、5 Seconds of Summer、P!nk等を手掛けたJake Sinclairとの共同作業だ。これまでは間違いなくしなかったという自宅でのライティング作業を今回行い、自身のライフスタイルと妻であるSarahから歌詞の面で大きくインスパイアされたという楽曲が収録された今作のタイトルは「独身者の死」。彼らしいアイロニカルなセンスが炸裂している。

ゴージャスなコーラスワークとソウルフルなサウンドがロックサウンドと融合した “Victorious”。1stアルバムを彷彿とさせるシアトリカルかつ退廃的なサウンドメイクとエモーショナルなメロディーが印象的な “Don’t Threaten Me With A Good Time”。レトロなMotownサウンドを軸に、モダンなR&B要素を入れた “Hallelujah”。Panic! At The Disco流のダンス狂騒曲ともいえる “Emperor’s New Clothes”。シャッフルビートがスリリングに展開していく “Crazy=Genius”。そしてEDMを人力で消化させたような “Golden Days”。ギターやベース、ドラムは勿論、トロンボーンやトランペット等、全体的にオールディーズの音作りをしていながら、ソロ名義ではなくPanic! At The Discoとしてしっかり生の音にこだわりバンドサウンドとして鳴らされている楽曲が収録されている辺り、こだわりを感じる。
 

 
テキスト:Yuji Kamada


 
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